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製品使用上の注意事項

 

先に米国Oracle社より「Oracle Java SE サポート・ロードマップ※」として公表されていますように、同社より公開・提供されていたJava Platform,Standard Edition(Java SE)について提供・サポートポリシーが変更され、商用ユーザー(JP1のユーザーもこれに該当します)向けの無償サポートが2019年1月末で終了しました。
※ https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html
JP1製品の中には、Oracle Java8を前提製品として導入していただく製品があります。
本ページでは、Oracle java8を前提製品として導入していただく製品についてOracle Java8の無償提供終了後の対応について説明いたします。

1. 対応

Oracle Java8を前提製品として導入いただくJP1製品については、2.対象製品をご確認ください。
2.に記載した製品につきましては3.対策バージョンに提示した方法にて対策をしていただくようお願いします。
なお、Oracle社の提供するExtended Support等の有償サブスクリプションをご利用いただく事でこれまでと同様に対象JP1製品の仕様の範囲内でサポートサービスにて対応いたします。
ただし、Oracle Javaに起因する脆弱性や不具合については、Oracle社のサポート提供(お客様にてOracle社に要求いただくものとします。)が前提となる事があります。
また、Oracle社の提供するExtended Support等の有償サブスクリプションをご利用いただかない場合も引き続き対象JP1製品をご使用いただくことが可能です。
この場合、対象JP1製品の仕様の範囲内でサポートサービス対応いたしますが、Oracle Javaに起因する脆弱性や不具合については、解決に至らない場合があります。
※Oracle社の有償サポート提供方針については、Oracle社にご確認をお願いします。

2. 対象製品

(バージョン11)
形名 製品名 前提技術 ※1 備考
P-2A41-9ABL JP1/Data Highway - Server Webブラウザを使用する場合:Plug-inまたはJWS(JWSは11-10以降)
コマンドを使用する場合:JRE
データ送受信用ソフトウェア(Webブラウザを使用する場合、データ送受信コマンドを使用する場合)に該当
P-8141-9ABL
P-2A41-9BBL JP1/Data Highway - Server Starter Edition
P-8141-9BBL
P-2A2C-8EBL JP1/Integrated Management - Manager Plug-inまたはJWS(JWSは11-10以降) WWWブラウザからイベント監視を行う場合(ビューアーホスト上)に該当
P-812C-8EBL
RT-1V46-13411 JP1/Universal CMDB 10.3 Full Plug-in ブラウザでUCMDB UIを使用する場合に該当
P-2942-8RBL JP1/SNMP System Observer Plug-inまたはJWS(JWSは11-10以降) SSOコンソールを使用する場合に該当
P-8242-8RBL
P-2942-8CB4 JP1/Network Element Manager for Cisco JREまたはJDK
P-2942-8DB4 JP1/Network Element Manager for AX Series JREまたはJDK
※1 前提製品として導入いただくJavaのプログラム
   Plug-in:Java Plug-in
   JWS:Java Web Start
   JRE:Java Runtime Environment
   JDK:Java Development Kit
(バージョン10)
形名 製品名 前提技術 ※1 備考
P-2A12-32A4 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit JDK 開発終了製品
R-1523P-1AA4 JP1/Data Highway - Server Webブラウザを使用する場合:Plug-in
コマンドを使用する場合:JRE(10-50以前はコマンド未提供)
データ送受信用ソフトウェア(Webブラウザを使用する場合、データ送受信コマンドを使用する場合)に該当
R-1S23P-1A81
R-1523P-3AA4 JP1/Data Highway - Server Starter Edition
R-1S23P-3A81
P-2W2C-8EA4 JP1/Integrated Management - Manager Plug-in WWWブラウザからイベント監視を行う場合(ビューアーホスト上)に該当
P-9D2C-8EA1
P-1M2C-8EA1
P-812C-8EA1
P-2942-8RA4 JP1/Cm2/SNMP System Observer Plug-in SSOコンソールを使用する場合に該当
P-9D42-8RA1
P-8242-8RA1
P-1J42-8RA1
R-1523A-91H4 JP1/Cm2/Network Element Manager for Cisco JREまたはJDK
R-1523A-91P4 JP1/Cm2/Network Element Manager for AX Series JREまたはJDK
※1 前提製品として導入いただくJavaのプログラム
   Plug-in:Java Plug-in
   JWS:Java Web Start
   JRE:Java Runtime Environment
   JDK:Java Development Kit


3. 対策バージョン

(バージョン11の対策バージョン)
形名 製品名 対策方法
P-2A41-9ABL JP1/Data Highway - Server 後継のバージョン12、P-2A41-9ACLへの移行をお願いします。※6
P-8141-9ABL 後継のバージョン12、P-8141-9ACLへの移行をお願いします。※6
P-2A41-9BBL JP1/Data Highway - Server Starter Edition 後継のバージョン12、P-2A41-9BCLへの移行をお願いします。※6
P-8141-9BBL 後継のバージョン12、P-8141-9BCLへの移行をお願いします。※6
P-2A2C-8EBL JP1/Integrated Management - Manager 同梱のJP1/Integrated Management - View(形名 P-CC2A2C-6HBL)をご使用ください。
P-812C-8EBL
RT-1V46-13411 JP1/Universal CMDB 10.3 Full Oracle Java のインストールが不要のUCMDB Local Clientを提供しますので、サポートサービスまでご連絡ください。※8
P-2942-8RBL JP1/SNMP System Observer 後継のバージョン12、P-2942-8RCLへの移行、またはJP1/SSOがインストールされたマシン上の[スタート]メニュー(Windowsの場合)
やssoguistartコマンドのご使用をお願いします。※1
P-8242-8RBL 後継のバージョン12、P-8242-8RCLへの移行、またはssoguistartコマンドのご使用をお願いします。※1
P-2942-8CB4 JP1/Network Element Manager for Cisco 後継のバージョン12、P-2942-8CC4への移行をお願いします。※7
P-2942-8DB4 JP1/Network Element Manager for AX Series 後継のバージョン12、P-2942-8DC4への移行をお願いします。※7
(バージョン10の対策バージョン)
形名 製品名 対策方法
P-2A12-32A4 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit ※2
R-1523P-1AA4 JP1/Data Highway - Server 後継のバージョン12、P-2A41-9ACLへの移行をお願いします。※6
R-1S23P-1A81 後継のバージョン12、P-8141-9ACLへの移行をお願いします。※6
R-1523P-3AA4 JP1/Data Highway - Server Starter Edition 後継のバージョン12、P-2A41-9BCLへの移行をお願いします。※6
R-1S23P-3A81 後継のバージョン12、P-8141-9BCLへの移行をお願いします。※6
P-2W2C-8EA4 JP1/Integrated Management - Manager ※3
P-812C-8EA1
P-9D2C-8EA1 ※4
P-1M2C-8EA1
P-2942-8RA4 JP1/Cm2/SNMP System Observer 後継のバージョン12、P-2942-8RCLへの移行、またはJP1/Cm2/SSOがインストールされたマシン上の[スタート]メニュー(Windowsの場合)やssoguistartコマンドのご使用をお願いします。※1
P-8242-8RA1 後継のバージョン12、P-8242-8RCLへの移行、またはssoguistartコマンドのご使用をお願いします。※1
P-9D42-8RA1 ※5
P-1J42-8RA1
R-1523A-91H4 JP1/Cm2/Network Element Manager for Cisco 後継のバージョン12、P-2942-8CC4への移行をお願いします。※7
R-1523A-91P4 JP1/Cm2/Network Element Manager for AX Series 後継のバージョン12、P-2942-8DC4への移行をお願いします。※7
※1:
(1)バージョン12以降の後継製品への移行する場合
  JP1/SSOバージョン11にバージョン12以降を上書きインストールすることができます。
  JP1/SSOをバージョン12にバージョンアップしても、JP1/NNMiおよびJP1/Baseのバージョン12へのバージョンアップは必須ではなくバージョン11でも使用可能です。

(2)ご使用中のバージョンのまま使用する場合
  以下の方法で画面をご使用になる場合は、今回のレターの注意事項には該当いたしません。
  下記の方法でJP1/SSOまたはJP1/Cm2/SSOの画面を起動してください。
  JP1/SSOまたはJP1/Cm2/SSOの画面は、SSOコンソールやNNMiのメニューから起動する方法(*1)
  以外では、JP1/SSOまたはJP1/Cm2/SSOのインストールされたマシン上の[スタート]メニュー(Windowsの場合)やssoguistartコマンドから起動することができます(*2)

  *1 Oracle javaを使用しない場合、SSOコンソールやNNMiのメニューからは、以下のJP1/SSOまたはJP1/Cm2/SSOの画面を使用できません。
    ・リソースブラウザウィンドウ
    ・リソース収集データ参照ウィンドウ
    ・リソース収集条件設定ウィンドウ
    ・リソース収集条件参照ウィンドウ
    ・プロセスモニタウィンドウ
    ・プロセス監視条件設定ウィンドウ
    ・プロセス監視条件参照ウィンドウ
    ・レポート設定ウィンドウ
  *2 [スタート]メニューやssoguistartコマンドからレポート設定ウィンドウは起動できません。
    このため画面を使用したレポート作成は行えませんので留意ください。
    なおレポートの作成は、レポート定義ファイルの作成とレポートコマンドをご使用いただくことでも行えます。

上記(1)(2)いずれの場合でもリモート操作端末でSSOコンソールを使用するために使用していたJava環境を他のプログラムで使用しない場合には、アンインストールしてください。
((1)の場合Javaのアンインストールは上書きインストールの前後どちらでも問題ありません。)

※2:バージョン11以降のJP1/Automatic Job Management System 3 - Managerで提供しているWeb API(REST API)を用いた運用をご検討ください。

※3:バージョン11以降のJP1/Integrated Management - Managerにバージョンアップの上、同記録媒体に同梱のJP1/Integrated Management - View(形名 P-CC2A2C-6HBL)をご使用ください。

※4:JP1 Version 11のWindows版あるいはLinux版に移行の上、同梱のJP1/Integrated Management - View(形名 P-CC2A2C-6HBL)をご使用ください。

※5:JP1 Version 11のWindows版あるいはLinux版に移行したのち、更にバージョン12以降の後継製品への移行をお願いします。
なお、バージョン12への移行については上記※1を参照してください。

※6:バージョン12以降の後継製品への移行をお願いします。
なお、クライアント環境でコマンドやクライアントアプリを使用するために使用していたJava環境を他のプログラムで使用しない場合には、アンインストールしてください。

※7:バージョン12以降の後継製品への移行をお願いします。
なお、本製品の前提ソフトウェアとして導入していただいていたJava環境については不要となります。他のプログラムで使用しない場合には、アンインストールしてください。

※8:JP1/Universal CMDB 10.3 Full 11-50をご利用のお客様につきましては、Oracle Javaのインストールが不要のUCMDB Local Clientを提供しますので、サポートサービスまでご連絡ください。
UCMDB Local Clientを使うことで11-50を継続してご利用いただけます。
11-50より前のバージョンをご利用のお客様は、11-50へ移行した上で、UCMDB Local Clientをご使用ください。
なお、クライアント端末でUCMDB UIを利用するために使用していたOracle Java環境を他のプログラムで使用しない場合には、アンインストールしてください。

4. 問い合わせ先

お問い合わせは、JP1サポート契約をご確認の上、日立ソリューションサポートセンタのサポート窓口にお問い合わせください。

5. 更新履歴

2019/05/31
・内容(※1の記載内容)を更新しました。
2019/03/13
・内容を更新しました。
2019/01/22
・新規作成および公開しました。
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