2015/10/09 更新
JP1/ServerConductor/Agentのエージェントサービス停止時に、不正なウォッチドッグタイムアウトが発生する問題について
1.現象
エージェントサービスの停止時に不正なウォッチドッグタイムアウトが発生し、次のアラートが通知されることがあります。
(機種共通)
アラートID:0x0558
メッセージ:ウォッチドッグタイマのタイムアウトを検出しました。
(HA8000の場合)
アラートID:0x13B3
メッセージ:致命的障害監視においてタイムアウトが発生しました。
(BladeSymphonyの場合)
アラートID:0x1470
メッセージ:パーティション<%s>でウォッチドッグタイマのタイムアウトを検出しました。
(HVM環境の場合)
アラートID:0x1570
メッセージ:LPAR<%s>,ウォッチドッグタイマのタイムアウトを検出しました。
本現象でウォッチドッグタイムアウトが発生した場合、Advanced Agentの環境設定コマンド(smhaaedit)の障害監視設定([ProcessAtError]の値)に関わらず、電源操作、リブート、NMIを実行しません。
また、ご使用の環境によっては次の事象が発生します。
・HVM環境でご使用の場合、HVMダンプが自動的に採取されます。
・JP1/ServerConductor/Blade Server Managerと連携してN+1コールドスタンバイ機能を使用している場合、ウォッチドッグタイムアウト発生時に自動切り替えの対象となり、切り替えが発生します。
重要度:AA
修正ID:JBA-HAGT9611T001
2.発生条件
次の条件のすべてに該当する場合に、タイミングにより本現象が発生することがあります。
1.JP1/ServerConductor/Advanecd Agent(以降、Advanced Agent)をインストールしている。
2.Advanced Agentの障害監視設定が有効である。
環境設定コマンド(smhaaedit)で次の項目が有効な場合に該当します。
a.Advanced Agent設定メニュー(Advanced Agent Configuration File)の[SVPAgentService]が有効(Enabled)である。
(BladeSymphonyの場合)
b-1.障害監視設定メニュー(BMC Configuration File)の[ErrorWatching]が有効(Enabled)になっている。
(HA8000の場合)
b-2.SVP設定メニュー(SVP Setup)の[ErrorWatching]が有効(Enabled)になっている。
3.次のどれかの条件でエージェントサービス(hsysmgr)を停止する。
a.OSをシャットダウンまたはリブートする。
(HVM環境ではLPAR上のOSをシャットダウンまたはリブートする。)
b.環境設定コマンド(smhedit、emhaaedit)で設定変更を保存し、コマンドを終了する。
c.次のコマンドを入力して、手動でサービスを停止する。
# /etc/init.d/hsysmgr stop
3.対象製品
対象形名:P-9S18-6A91
対象製品:JP1/ServerConductor/Agent
対象バージョン:09-61
対策バージョン:09-61-/A (2015年10月中旬リリース予定)
4.関連製品
関連形名1:P-9S18-6B91
関連製品1:JP1/ServerConductor/Advanecd Agent
対象バージョン1:全バージョン
関連形名2:P-9S18-6B81
関連製品2:JP1/ServerConductor/Advanecd Agent
対象バージョン2:08-20〜08-77-/B
5.回避策
ありません。
6.対策方法
対策バージョン09-61-/A(2015年10月中旬リリース予定)へ、バージョンアップしてください。
7.対策バージョンの入手方法
サポート契約をお持ちの場合は、製品のサポート窓口へお問い合わせください。
サポート契約をお持ちでない場合は、次のメールアドレス宛にお問い合わせください。
メールアドレス:qainf-soft@itg.hitachi.co.jp
メールタイトル:「製品使用上の重要なお知らせ 」への問合せ----[HWS15-005]
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