2015年6月11日
事例1:JP1/AJS2うるう秒付きタイムゾーンを有効にした環境上でUTC(協定世界時)に設定して運用した場合に発生する問題
スケジュール制御プロセス(ajsschd)が、不当に同一スケジュールの繰り越し処理を繰り返すため、次の現象が発生する。
次の条件が重なる場合に発生します。
ルートジョブネットのスケジュールを48時間制にすることで回避してください。 本問題は、ルートジョブネットに24時間制スケジュールを採用していて、実行開始時刻に24:00以降(24:00〜47:59)を指定した場合に発生します。 24時間制スケジュールで実行開始時刻に24:00以降を指定した場合、実際の実行日とJP1/AJS2のスケジュール日が異なって管理が複雑になるため、48時間制スケジュールを利用することをおすすめします。 運用上の制約等によりルートジョブネットのスケジュールを48時間制に変更することができない場合は、うるう秒付きタイムゾーンの設定を無効にすることで回避してください。
発生条件に該当するルートジョブネットの打ち切り時間を「1日」に設定することで、実行登録や登録解除操作ができるようになります。 その後、打ち切り時間を「2日」に戻す場合は、うるう秒が挿入される日から3日以上経過後に操作するようにしてください。
スケジュール制御プロセス(ajsschd)が、不当に同一スケジュールの繰り越し処理を繰り返し、スケジューラーサービスが起動しない。
※1: ajsstatusコマンドを実行して出力される「ルートジョブネットのスケジュール」の項目で、設定内容が確認できます。 ※2: JP1/AJS2 - Datareplicatorを導入している場合だけ指定できます。
発生条件に該当するルートジョブネットの打ち切り時間を「1日」に設定することで、スケジューラーサービスの起動ができるようになります。 その後、打ち切り時間を「2日」に戻す場合は、うるう秒が挿入される日から3日以上経過後に操作するようにしてください。