2013/12/20 更新
JP1/Automatic Operation コンテンツセットでVMware vCenter Serverアップデート時の注意事項
1. 現象
次に示すVMware vCenter Serverに対して、[VMware vCenter Serverに接続するサービス]をJP1/Automatic Operationから実行した場合、セッションの取得に失敗しタスクログに接続失敗のエラーメッセージが表示されタスクが異常終了する。
<エラーメッセージ出力例>
Connect-VIServer : 2013/12/17 15:23:26 Connect-VIServer Could not connect using the requested protocol.
[対象製品]
- VMware vCenter Server 5.0 Update 3以降
[VMware vCenter Serverに接続するサービス]
VMware vCenter Serverに接続するサービスとは、次に示す(1)[JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供するサービス]または、(2)[JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供する部品]を使用したユーザ作成サービスを意味します。
(1)[JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供するサービス]
  ◎VM_Operations/Managementカテゴリ
- 仮想サーバ起動
- 仮想サーバ停止
- 仮想サーバ再起動
- 仮想サーバマイグレーション
- 仮想サーバ追加(LU作成/データストア作成)環境確認
- 仮想サーバ追加(デプロイ/OS初期設定)環境確認
- 仮想サーバ情報一覧取得
- 仮想サーバのクローン作成
- 仮想サーバのクローン削除
  ◎VM_Operations/Configuration/vSphereカテゴリ
- 仮想サーバ追加(LU作成/データストア作成)
- 仮想サーバ追加(デプロイ/OS初期設定)
- 仮想サーバ追加(仮想ディスク)
- 仮想サーバ削除(仮想ディスク)
- 仮想サーバ削除
- 仮想サーバ削除(データストア削除/LU削除)
- 仮想サーバスペック変更(CPU、メモリ)
- 仮想サーバのスナップショット
(2) [JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供する部品]
  ◎VirtualMachine/vSphereカテゴリ
- 仮想サーバの電源状態取得
- 仮想サーバの起動
- 仮想サーバのシャットダウン
- 仮想サーバのIPアドレス取得
- 仮想サーバのリソース設定
- 仮想サーバのマイグレーション
- LUNの再認識
- データストア作成
- データストア削除
- FCパスの優先設定
- 仮想サーバへの仮想ディスク追加
- 仮想ディスクの削除
- SCSI LUNのCanonical名を取得
- 仮想サーバの作成
- 仮想サーバの削除
- 仮想サーバのOS初期設定&IPアドレス設定(Windows)
- 仮想サーバのOS初期設定&IPアドレス設定(Linux)
- 仮想マシンのポートグループ変更
- データストア作成確認
- 仮想サーバ作成確認
- VMware vCenter Server接続確認
- 仮想サーバ情報一覧取得
- 仮想サーバのクローン作成
- 仮想サーバのクローン削除
- 仮想サーバのスナップショット作成
- 仮想サーバのスナップショット移動
- 仮想サーバのスナップショット削除
- 仮想サーバのリソース構成の設定
- 仮想サーバのリソース変更の事前判定
- 仮想サーバのリソース構成変更の事前判定
2. 発生条件
次のすべての条件に該当する場合に本現象が発生します。
1.接続先のVMware vCenter Serverに次バージョンを適用する。
- VMware vCenter Server 5.0 Update 3 以降
2.次のどちらかの条件でサービスを実行する。
(1)[ JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供するサービス]の場合
    JP1/Automatic Operationのサービス設定画面で、「VMware vCenter Server接続用プロトコル」(vmware.protocol)プロパティに「http」を選択し、サービスを実行する。
(2)[JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供する部品]を使用したユーザ作成サービスの場合
    VMware vCenter Serverに接続する部品の「VMware vCenter Server接続用プロトコル」(VMware.protocol)プロパティに「http」を指定し、サービスを実行する。
3. 回避方法
VMware vCenter Server接続用プロトコルとしてhttpsを選択し、サービスを実行してください。ただし、VMware vCenter Serverがインストールされているマシンにhttps通信で接続できる環境であることを確認してください。
(1)[JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供するサービス]の場合
サービス設定画面で、「VMware vCenter Server接続用プロトコル」(vmware.protocol)プロパティに「https」を選択し、サービスを実行してください。
(2) [JP1/Automatic Operation コンテンツセットで提供する部品]を使用したユーザ作成サービスの場合
VMware vCenter Serverに接続する部品の「VMware vCenter Server接続用プロトコル」(VMware.protocol)プロパティに「https」を指定し、サービスを実行してください。
4. 対象製品
表1.対象製品
製品名 |
形名 |
バージョン |
JP1/Automatic Operation コンテンツセット |
P-F242C-E1A4 |
10-00〜10-11 |
5.問い合わせ先
製品のサポート窓口にお問い合わせください。
更新履歴:
- 2013/12/20:新規作成および発信しました。
- 当ホームページに記載されている製品には、他社開発製品が含まれています。これらの情報については他社から提供、または公開された情報を基にしています。弊社では、情報の正確性および完全性について注意を払っていますが、開発元の状況変化に伴い、当ホームページの記載内容に変更が生じることがあります。
|
|