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日立ミドルウェア製品使用上の注意事項

日立製作所 ITプラットフォーム事業本部から提供のオープンミドルウェア製品使用上の重要な注意事項をお知らせします。
 
【HWS12-005】


2012/09/20 更新

JP1/AJS3 - User Job Operation使用環境でのWindowsの更新プログラム(KB2661254)適用に関する注意事項



1. 現象

 接続先のActive Directory(※1)でJP1/AJS3 - User Job OperationからSSLを用いてLDAP連携機能を使用すると、以下のエラーが発生します。

  • JP1/AJS3 - User Job Operation/Clientで、LDAPユーザーでログインしたとき
     KNAJ6150-E LDAPサーバに接続できないため、ユーザー認証に失敗しました。
  • JP1/AJS3 - User Job Operation/Definerで、LDAP接続情報の設定などをしたとき
     KNAJ4760-E LDAPサーバへの接続に失敗しました。LDAPサーバの状態およびLDAP接続情報の設定内容を確認してください。
  ※1:接続先のActive Directoryは、JP1/AJS3 - User Job Operation/DefinerのLDAP接続情報の設定ダイアログで指定したLDAPサーバになります。


2. 発生条件

 次の条件が重なった場合に発生します。

(1) 接続先のActive Directory上のOSにWindowsの更新プログラム(KB2661254)が適用されている。
(2) 接続先のActive Directoryで1024ビット未満の暗号キーを持つ証明書が使用されている。
(3) JP1/AJS3 - User Job Operation/DefinerのLDAP接続情報の設定で、「SSLを使用する」をチェックしている。
(4) JP1/AJS3 - User Job Operationと接続先のActive Directoryとの通信に(2)の証明書を使用する。
(5) JP1/AJS3 - User Job Operationで、LDAP接続情報の設定やLDAPユーザーによるログインなどの操作を行う。


3.回避方法

 以下の(A)(B)いずれかの方法で回避してください。
 
(A) JP1/AJS3 - User Job Operation/DefinerのLDAP接続情報をSSL通信しない設定に変更する。
(B) Active Directory上のOSにWindowsの更新プログラム(KB2661254)を適用する前に、1024ビット以上の暗号キーを持つ証明書を適用する。


 現象が発生した場合には、1024ビット以上の暗号キーを持つ証明書が適用されるように変更してください。


4.対象製品

適用OS 製品名 形名 バージョン
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2003
Windows Server 2003 R2
Windows 7
Windows XP
JP1/Automatic Job Management System 3 - User Job Operation P-2412-3194 09-50以降


5.問合せ先

 各製品のサポート窓口にお問合せください。




更新履歴:

  • 2012/09/20:新規作成および発信しました。

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