2016/11/17 更新
Linux系OS環境におけるシンボリックリンク先への製品インストール時の注意事項
1.概要
日立PPインストーラ経由で、特定のLinux系OS環境下のシンボリックリンク先に製品インストールを行うとインストールエラーが発生する場合があります。
本ページでは、問題の原因、発生条件、および対処方法について説明しています。
2.現象
製品インストール実行時に以下のエラーが発生することがあります。
出力エラーメッセージ
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installation failed.(PP004, PP number=P-XXXX-XXXX) Uncompression of program product data failed.
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3.原因
日立PPインストーラのインストール処理は、OSのcpioコマンドを使用しています。
発生条件で示す特定のLinux系OS環境下でcpioコマンドの仕様変更の影響を受けてエラーが発生します。
4.発生条件
以下の条件がすべて重なる場合に、cpioコマンド実行に失敗してインストールエラーとなります。
- 日立PPインストーラ 05-25以前のバージョンを使用している。
- インストール対象OSが以下のいずれかである。
- Red Hat Enterprise Linux 7以降
- Oracle Linux 7以降
- CentOS 7以降
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1以降
- 製品インストール先のパスをシンボリックリンクとして作成している。
5.対処方法
発生条件に合致する場合は、対策版の日立PPインストーラ(05-26以降)が格納された日立統合CD-ROM媒体をご提供させていただきます。
サポートサービスのお客様専用ホームページから改良版請求していただけますよう、お願いします。
なお、サポートサービスをご契約中のお客さまについては、本件の対策叛CD-ROM媒体ご提供による追加費用のご負担はありません。
日立PPインストーラのバージョン確認方法は以下の2点になります。
- お手元の日立統合CD-ROM媒体のレーベル(右側に記載した日付)で作成日付が2016.04.13以降であるか確認する。
または
- 日立PPインストーラを起動してメイン画面のバージョン表示が05-26以降であるか確認する。
6.問い合わせ先
お問い合わせは、各製品のサポート契約をご確認の上、日立ソリューションサポートセンタのサポート窓口にお問い合わせください。
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