2011/10/26 更新
シマンテック社製ウイルス対策製品によるJP1/NETM/DMモジュールのウイルス誤検知に関するお知らせ
JP1/NETM/DMにおいて、Symantec AntiVirus Corporate Edition 10およびSymantec Endpoint Protection 11により、ウイルスと誤検知されたというご報告がございます。
1. 現象
JP1/NETM/DMで使用するモジュール(dmpsyset.exe)が「Trojan.Gen2」として検知(※1)され、インストール失敗等が発生します。
駆除されることによる運用への影響は以下の通りです。
・JP1/NETM/DM Client 08-02、及び08-02-01のインストールに失敗します。
・JP1/NETM/DM Manager 08-02、及び08-02-01で中継Managerを選択してインストール時、インストールに失敗します。
・JP1/NETM/DM のセットアップを起動し、上位接続先の設定を変更した場合、システム構成情報が通知されません。
上記以外の運用には影響ありません。
※1:ウイルススキャン定義ファイル2011/10/25 rev.2及び、2011/10/25 r18にて現象の発生を確認しております。
2.対象製品一覧
適応OS |
形名 |
製品名 |
対象バージョン |
Windows XP Windows 2000 Windows Server 2003 Windows Server 2003R2
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P-2642-1184 |
JP1/NETM/DM Manager |
08-02 〜 08-02-01 |
Windows XP Windows 2000 Windows Server 2003 Windows Server 2003R2
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P-2642-1384 |
JP1/NETM/DM Client |
08-02 〜 08-02-01 |
Windows Vista |
P-2C42-1384 |
JP1/NETM/DM Client |
08-02 〜 08-02-01 |
3.対策方法
シマンテック社のウイルススキャン定義ファイル2011/10/25 rev.35及び、2011/10/25 r36にて現象が発生しないことを確認しました。
すでにウイルススキャン定義ファイル2011/10/25 r18での誤検知で駆除されている場合は、ウイルススキャン定義ファイルが2011/10/25 rev.35及び、2011/10/25 r36以降になっていることを確認し、以下のいずれかの方法で回復してください。
・dmpsyset.exeファイルが隔離された場合は、ファイルを復元してください。
・dmpsyset.exeファイルが削除された場合は、JP1/NETM/DMを上書きインストールしてください。
・dmpsyset.exeファイルをリモートインストールする場合は、以下の手順で実行してください。
@ dmpsyset.exe ファイルを誤検知されていないPCから抽出してください。
A DMPINST\BINフォルダを作成し、@で抽出したdmpsyset.exe ファイルをコピーしてください。
B Aで作成したディレクトリ「DMPINST」を選択し、以下の設定でパッケージングしてください。
<システム条件>タブ「インストールディレクトリ」設定
ドライブ:なし
ディレクトリ:%NETMDMP%
<インストール方法>タブ
インストールモード:バックグラウンドインストールモード
C パッケージをリモートインストールしてください。
D リモートインストール正常終了後、PCを再起動してください。
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